History
「唯一、節約可能なコンポーネントである筐体で、サウンドを維持する方法を探し出しました。問題はエンクロージャにあり、非常に巨大か、極めて高剛体のどちらかでなくてはならないと考えました。コストのかかる複雑なエンクロージャは用いずに、素材そのものの響きは最小にしなくてはなりませんでした。これらが私の主な課題でした。偶然にも、筐体の音響特性の最強の構造として認識されていたのが球体でした。私は、スピーカーに質量は必要ではなく、より少ない質量の方が良いサウンドが得られることを発見したのです。皮肉なことに、[Nucleus] で使用していた650g/直径30.5cmの球体が、130kgの巨大な箱の音質を超えたのです。」
 Anthonyの最後の所有物を売り払った1993年、Gary Pelledが加わりました。Garyは省エネ専門の照明技術者として、ブロンクスの小さな工場のオーナーと共に働いていました。オーナーと共通の趣味について話すうちに、Garyがオーディオ機器への興味に触れたところ、
「それなら今、裏にいる人物に会ってみるといいよ。うちのスペースを借りてスピーカーを製作しているから。」
と言われ、Garyはすぐ裏へ出向き、そしてAnthonyとの初対面を果たしたのです。Anthonyは丁度、古い木製の[Nucleus]システムのサテライト部分を取り付けているところで、Garyはすぐにその音に驚嘆を覚えました。
「私はそのスピーカーが欲しくなり、Anthonyに売ってくれるよう、お願いしました。私は、Anthonyと友人になるに違いないと直感しました。私達は同じ趣味と興味を持って育ったし、何より、私達は企業家で実直な仕事人でしたから。」
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